2015/01/19

au のガラケー新機種 GRATINA 2 と MARVERA 2 の違い

au のガラケーは新しい機種が出てるかなと思って au のサイトを覗いてみたら 2015 年の春モデルとして 2 月上旬発売予定の 2 機種が掲載されていました。

新しく 2 機種も出すんだ!?と、ちょっと意外な気もしたのですが、よくよく見てみると AQUOS K という機種については通称「ガラホ」という変わった仕様の製品でした。ガラケーとスマホを掛け合わせてガラホなんだとか。つまり、中身は Android OS を搭載したスマートフォンで、外見は二つ折りのガラケーもどき(偽物)なのです。au の社長も自ら「悪ノリ」だと明言しているらしい。

これについて物申すならば、はっきり言って不要。我々がガラケーを求める理由は二つ折りにあらず。単に月々の支払料金が 1000 円ちょいで済むということに尽きる。

中身がスマホなら当然パケット定額のオプションが必須となり、月々の支払いは 6000 円を確実に超える。携帯の維持費が 6 倍以上に跳ね上がるなんて考えたくもないというのが本音。ガラホなんて詐欺みたいなもんだ。

残りのもう一機種については従来通りのガラケーで、旧モデルの GRATINA をマイナーチェンジしただけの GRATINA 2 という名前の機種。中身はほとんど変わってないとのこと。

ちょっと前に見た時に気付いたのは MARVERA 2 という機種が昨年 12 月に発売されていること。こちらも旧モデルのマイナーチェンジながらスペック的には悪くなかったので買い替えるにはちょうどいい機種かなと思っていたんだよね。

今私が使っている携帯は F001 という機種のガラケーで、今から 3 年以上前に発売されたものながら、スペックは MARVERA 2 とほぼ同等というなかなかの名機(?)です。

ただ、それだけに当時のバッテリではスペックに見合うだけの容量とは言えず、ガラケーにしてはバッテリの持ちが悪いというのが難点でした。

その点、MARVERA 2 は F001 に比べてバッテリ容量がわずかながらアップしています。3 年の月日をかけたにしてはたいした増加ではありませんが、少しはましになるでしょう。この点は最新機種の GRATINA 2 でも同様です。

アドレス帳の登録件数も 1000 件から 2000 件へと倍増しています。個人で使う分には 1000 件も必要ないとは思うのですが、仕事で使うなら 2000 件でも足りないかもですね。登録件数が増えるのは大きなメリットです。

ところが、最新の GRATINA 2 の方はアドレス帳の登録件数がなぜか 1000 件らしい。MARVERA 2 とメーカー(京セラ)は同じながらこの違いはいったい何なんだ?と思うのですが、おそらくは GRATINA 2 の方がライトユーザーや個人ユーザーをメインターゲットにしてるのかなと予想。対する MARVERA 2 はビジネスユーザーやヘビーユーザーがターゲット?

一見するとほとんど同じ普通のガラケーに見える GRATINA 2 と MARVERA 2 なんだけど、スペックの詳細を見ない限りは違いはほとんどわからず、どちらを選べばいいのかもわからない。最新機種を買っとけば間違いないと思って何も考えずに GRATINA 2 を選ぶと思っていたよりスペックがよくなくてがっかりすることになるかも。

とりあえず、私の中では MARVERA 2 を次の機種変更の候補としてキープ。

でも、当分は F001 を使い続けるんだろうなぁ。たぶん壊れるまで? 電池もこの前 au ショップに行ったときに購入を申し込んできたので、バッテリ切れの問題は多少は緩和される予定。

本当は携帯で動画をガンガンとりまくりたいんだけど、バッテリが持たないのよね。問題はそこだけ。

パソコンの需要・買い替えの必要性はあるか?

もはやパソコンは日常的に誰もが使うものではなくなって、スマホがかつてのパソコンの代わりとなってしまっている。「なりつつある」ではなく、既に世間では移行は完了したと言ってもいい段階。

最近は私のパソコンの動作がやたらと重たくてそろそろ買い替えないと限界かなと感じてるんだけど、私が欲しいと思うようなハイスペックなデスクトップパソコンは今や一般的な需要などなくて、30 年か 20 年くらい昔のような一部のマニアック(オタク)な人たちの需要しかないんじゃないかという気もする。

アプリの開発にしてもスマホやタブレット PC 向けに開発力の大半が注がれ、市場は大盛況である。対してデスクトップ PC 向けのアプリの開発は停滞し、閑古鳥が鳴いている状態だ。かつてのようにフリーウェアでなんでもできた時代は終わっている。欲しいツールがあっても日本語対応の物がほとんどなかったりする。

こんな時代に今までと同じ感覚でパソコンを買おうと思う発想は間違ってるんじゃないかとも思ったり。

買い替えるにしても Windows にこだわる必要性はないかもと考え、Apple の Macintosh に乗り換えてみるのも面白そうだと思って少し調べてみたら、Windows PC(いわゆる「DOS/V 機」とか「PC/AT 互換機」とか言われてるもの)なんかに比べてはるかに高価でとても手が出るようなものではない。

Apple の価格設定からしてパソコンで商売しようという意識が全く感じられないのだ。まあほとんど需要がないからなんだろうけど……。

じゃあ、今流行りのスマホやタブレット PC でデスクトップ PC の代わりが務まるかというと、まだまだそれも無理だと思う。

動画を観たり、Twitter や LINE のようなコミュニケーションツールを使ったり、ゲームをしたりと日常的なツールとしてなら手のひらサイズのスマホでも十分だと思うけど、今まで私が占いのお仕事で使ってきたような使い方をしようと思ったらやっぱりパソコンじゃないと無理なんだよね。

メール占いではオフィスソフトや各種編集ソフト等をかなりヘビーに使いこなしてるし、チャット占いは相談者の環境に合わせてツールを選んだり CGI のメンテをしたりとか、Skype を使った占いではカードを見せる演出に特別なツールが必要だったり、音声通話占いで録音を希望された場合のツールもパソコンでなければ扱えない。

無料占いはできなくても困らないけど、Ustream のライブ配信とか Second Life とか、パソコンを使わないとできないものばかりになってる。(そういう制限によって無料で占うことの交換条件としてきたわけだが……。)

やっぱり、パソコンがあってこその今の仕事だと思うし、世間の需要とは関係なく自分が必要な物は買うべきなんだよね。

パソコンは本来のパーソナルコンピューターという名にふさわしい個人が日常的に使うツールではなくなってしまって、スマホこそがパソコンと呼ぶにふさわしいツールになっている。

今のパソコンはかつてのマイコンと呼ばれていた時代のマニアックな趣味の世界の玩具か、あるいは仕事の現場で使われるオフコン(オフィスコンピュータ)とでも呼ぶべき専門的なビジネス機器として生き残っているだけなんだよね。

まあでも私は買うよ。ちょっとお仕事頑張ってお金をためて、10 万くらいのそこそこいいパソコンを買いたいと思う。

私が初めて買ったパソコンは 40 万円でした。1997年当時、そのパソコンでウェブサイト「アポロのタロット占い」は誕生し、今に至ります。